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会社員が副業をしている⁈本当の実態とは?

昨今、働き方の多様化が進むにつれ、副業解禁についても国の後押しが進んでいます。2019年に厚生労働省から「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が出され、副業のルールが示されました。2018年1月策定され、改定も随時実施されています。副業に対する関心は高まる中、会社員として働く人のうちどのくらいの人が、いくら稼げているのか?

出典:副業をしている会社員の割合は?副業の実態調査【最新版】

副業している方は「全体:8.2%」。副業をしている方が稼いでいる金額は「全体:\52,218-」にとどまっています。

会社員が副業する際に気を付けるべきこと

副業を始めよう検討している方の中でおすすめの副業を探す前に、副業するなら気を付けておきたいポイントがあります。

  • 就業規則の確認をする
  • 所得が年間20万円以上になった場合:確定申告をおこなう
  • 本業とのバランス(スケジュール管理)
  • 業務契約を取り交わす

■ 就業規則の確認をする

会社員である以上、本業の営業時間には副業は行えません。営業時間外に副業をおこなうのであれば、法律的にも問題はありません。ただ、副業がが禁止されていて、副業がバレてしまいトラブルになるケースもあるので、しっかりと就業規則を確認してください。

■ 所得が年間20万円以上になった場合:確定申告をおこなう

副業をおこない20万円以上の収入になった場合、確定申告をおこないます。年末調整は会社でおこなってくれますが、確定申告は自身で行う必要があります。

※期限内に確定申告を行わなかった場合に発生するペナルティがありますので、注意してください。

■ スケジュール・体調管理で本業とのバランスを考える

本業あっての副業なので、副業に力を入れるあまり、体調を崩してしまったりしては元も子もありません。本業の営業時間外の空いている時間を把握したうえで、1日あたり可能な副業時間を算出してスケジュールを管理しましょう。本業と副業のバランスがうまく取れるようになると、収入を増やせる機会が増えていきます。

■ 業務契約を取り交わす

副業でも本業と同様に仕事をする際には、契約書を結ぶもしくはメールなどで業務内容が残るようにしましょう。万が一、電話での口頭でやりとりしてしまうといった言っていないといった問題となり嫌な思いをしてしまいます。また、報酬の未払いや音信不通などもありえるので、注意しましょう。

1. スキルを活かした副業

Webライティング:文章が得意な人におすすめ

Webライティングは、文章を書くことが得意な会社員にとって最適な副業の1つです。企業のブログ記事や商品レビュー、SEOに特化した記事の執筆など、さまざまな案件があります。特に、SEO対策の知識があると需要が増え、高報酬の案件を受注しやすくなります。隙間時間を活用できるため、本業との両立がしやすいのも魅力です。初心者でもクラウドソーシングサイトを活用すれば手軽に始められるため、挑戦する価値があります。

プログラミング:案件をスポット的に受注

プログラミングスキルをお持ちの方には、開発案件を副業として受注するのがおすすめです。現在では、ウェブアプリやモバイルアプリの開発、システム設計など、多様な案件が存在します。特に短期間で納品可能なスポット案件は、忙しい会社員でも取り組みやすいです。また、一度スキルを磨けば報酬が高くなるため、時間を投資する価値があります。クラウドソーシングやエンジニア向けのマッチングプラットフォームを利用して始めるのが良いでしょう。

デザイン業務:バナーやロゴ作成で稼ぐ

 デザインスキルがある方には、バナーやロゴを中心としたデザイン制作がおすすめの副業です。企業や個人事業主からの依頼が多く、特に目を引くデザインを作れる方には高い需要があります。ソフトウェアの使い方になれていれば、短時間で作業をこなすことも可能です。また、クラウドソーシングサイトやポートフォリオ公開を活用することで、自分のスキルをアピールしながら案件を受注できます。

オンライン講師:得意分野を共有して収入を得る

専門知識や得意分野をお持ちであれば、オンライン講師として副業するのもおすすめです。プログラミングや語学、あるいは趣味の特技などを教えることで報酬を得ることが可能です。オンライン授業のプラットフォームを利用すれば、生徒を集めやすく、手軽に講座の開催ができます。また、自分のペースでスケジュールを組めるため、本業に影響を与えず取り組むことができます。

翻訳業務:語学スキルを副業に活用

語学スキルを活かせる副業として、翻訳業務は非常に人気があります。特に英語や中国語、日本語を使用した翻訳の需要は高く、会社員にとって隙間時間で取り組める案件も多く存在します。業務内容は、文章の翻訳だけでなく、字幕制作やアプリのローカライズなど多岐にわたります。質の高い仕事を提供することで、長期的かつ高単価な案件を確保することも期待できます。

2. ネットを活用した副業

アフィリエイト:ブログやSNSで収益を得る

アフィリエイトは、ブログやSNSを活用して商品やサービスを紹介し、そこから発生する購入や登録によって報酬を得られる仕組みです。特に会社員にとっては、スキマ時間を活用して取り組める点が魅力的です。おすすめ副業として注目されており、初期費用が少なく始めやすいのが特徴です。ただし、コンテンツの信頼性と継続的な運営が求められるため、丁寧な情報発信を心がけることが重要です。

アンケートモニター:手軽に参加可能な収入源

アンケートモニターは、企業や市場調査機関が実施するアンケートに回答することで報酬を得る副業です。比較的ハードルが低く、会社員が空き時間を使用して無理なく始められる点が魅力です。報酬額は小さいものの、数分で完了する案件も多いため、コツコツと取り組むことでまとまった収入を得ることができます。

YouTube運営:趣味や情報共有で収益化

YouTube運営は、動画を作成して配信することで広告収入や企業案件を通じて稼ぐ方法です。趣味や特技についてのコンテンツを発信しながら収益を得られるため、自己実現にもつながります。初めは何から始めるべきか悩むこともあるかもしれませんが、スマートフォンや簡易編集ソフトを活用すれば、手軽に取り組むことができます。趣味が副業につながる代表的な例とも言えるでしょう。

写真販売:撮影した画像をストックフォトで販売

写真販売は、自分が撮影した画像をストックフォトサイトに登録し、購入されるごとに報酬を得られる副業です。特別なスキルがなくても、日常の風景やアイディア次第で魅力的な写真を撮影することが可能です。これにより、副業としての収入につながります。会社員にとっては、休日や外出先で撮影した写真を有効活用できる点が魅力です。

ネットショップ運営:ハンドメイドや仕入商品を販売

ネットショップ運営は、ハンドメイド作品や仕入れた商品をオンラインで販売して収益を得る副業のひとつです。特に最近では、SNSと連携することで集客がしやすくなり、副業として手軽に始められる環境が整っています。おすすめ副業として、手作りが得意な方や、物販に興味がある会社員にとって非常に人気があります。初期投資を抑え、小規模からスタートできるのもメリットです。

3. 在宅でできる副業

データ入力:初心者でも取り組みやすい

データ入力は、特別なスキルがなくても始められる在宅の副業として人気です。タイピングができれば良いため、初心者の会社員にもおすすめです。メールアドレスや商品名などのリスト作成、アンケート結果の入力など、比較的単純な作業が中心となります。空いた時間を活用してコツコツ取り組めるので、副業の初挑戦にも適しています。

文字起こし:会議やインタビューの記録化

文字起こしは、音声データを文章化する副業です。会議や講演、インタビューの記録化が主な仕事となります。特に集中力が求められますが、タイピング速度が早い方や文章を整える作業が得意な方に向いています。隙間時間を使って収入を得られるため、スキルを磨きながら取り組むのがおすすめです。

オンライン事務サポート:事務スキルを提供

オンライン事務サポートでは、資料作成やメール対応、スケジュール管理などの事務作業をリモートで行います。本業で培った事務スキルを活かせるため、会社員に特におすすめの副業といえます。複数のクライアントを持てば収入アップも期待できますし、在宅で完結するので効率的な作業が可能です。

SNS運用代行:企業や個人のアカウントをサポート

SNS運用代行は、企業や個人のアカウント運営を代行する仕事です。投稿スケジュールの管理や画像・文章の作成、フォロワーとの交流などが主な業務に含まれます。SNS運用の経験がある方や最新のトレンドに詳しい方なら取り組みやすく、マーケティングのスキルが磨ける点も魅力です。本業でSNSに触れている会社員にとっては副業として非常におすすめです。

コールセンター業務:自宅から対応可能

コールセンター業務は、自宅で電話やチャットを介してカスタマーサポートを行う副業です。商品やサービスに関するお問い合わせに対応することが主な仕事内容となります。基本的なコミュニケーション能力があれば始められるため、初心者でも取り組みやすいです。また、決まったマニュアルに従うことが多いので、負担が少なく、隙間時間で稼ぎやすい点もメリットです。

4. フィールドワーク型の副業

配送業務:Uber Eatsや出前館の配達員

配送業務は、隙間時間を有効に活用できる副業として人気があります。会社員にもおすすめの副業の一つで、特にUber Eatsや出前館などのプラットフォームを通じて効率よく稼ぐことができます。これらのサービスでは、自分のスケジュールに合わせて働くことが可能で、通勤時間や休日を有効活用することができます。また、運動を兼ねるため、健康面でもプラスになる点が魅力です。ただし、始める際には自転車やバイクなどの移動手段が必要になります。

不用品販売:フリマアプリで断捨離と収益化

不用品販売は、自宅にある使わなくなった物を収益源に変えられる手軽な副業です。特に、フリマアプリを利用することで、簡単に購入者とつながり販売することができます。断捨離も兼ねて不要な物を整理しつつ収入を得られるため、金銭面だけでなく生活環境を整える効果も期待できます。高価なブランド品や家電だけでなく、意外に日用品や使い古した物でも需要があることもありますので、思いがけない収入につながる可能性があります。

覆面調査員:飲食店などの調査で稼ぐ

覆面調査員は、指定された店舗やサービスを利用し、品質や接客について調査する副業です。調査後に報告書を作成する必要がありますが、初心者でも取り組みやすい点が魅力です。副業として楽しみながら収入を得られるため、特に飲食店やサービス業が好きな会社員におすすめの副業です。また、利用した飲食代やサービス代が全額負担される場合もあり、実質的なリスクやコストを抑えながら副収入を得られるのがポイントです。

チューター・家庭教師:対面でのスキル教育

チューターや家庭教師は、自分の得意分野を活かして教育の場で稼ぐことができる魅力的な副業です。特に学生の学業支援やゼミ指導などは需要が高く、専門知識や経験がある人にはぴったりな仕事です。直接指導するため、他の副業に比べて報酬も高めになる傾向があります。本業の後に活動することができるため、会社員の隙間時間をうまく利用できる点もメリットです。

イベントスタッフ:短期間で稼げる仕事

イベントスタッフの仕事は、短期間で集中して稼ぐことができる副業として人気があります。スポーツイベントや音楽フェス、地域の催し物など、多様な現場で働くチャンスがあり、飽きずに楽しみながら参加できる点が魅力です。シフト制が多いため、会社員でも本業に影響を与えずスケジュールを調整しやすいのが利点です。また、交通費が支給される場合もあり、効率よく収益を得られるのもポイントです。